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オーケストラの楽器
オーケストラを編成する楽器は基本的に同じ種類の楽器がまとまって配置されています。ここでは主な楽器を紹介します。
弦楽器
第1ヴァイオリン:メロディなどの主旋律を受け持つ。第1ヴァイオリンの首席奏者がコンサートマスターを務めます。
第2ヴァイオリン:低音楽器とともに内声部や伴奏を受け持つことが多く、第1ヴァイオリンを支えます。
ヴィオラ:ヴァイオリンより一回り大きく、やわらかくてやさしい音色が特徴。
チェロ:ヴァイオリンの約2倍の長さがあり、音域も広く、太くて落ちついた渋みのある音色が特徴。
コントラバス:弦楽器の中で最も大きく音量も大きい。太く低い音が特徴。
木管楽器
フルート:リードを持たないエアリードの横笛。やわらかで澄んだ音色が特徴。
オーボエ:2枚のリードを持つ。音域は狭く繊細で哀愁のある音色が特徴。
クラリネット:1枚のリードを持つ。音域が非常に広く素朴で表情豊かな音色が特徴。
ファゴット:2枚のリードを持つ低音楽器で幅広い最低音域をもつ。
※リード:アシ・竹・金属などでできた薄片。空気を吹きつけることによって振動させて音を出す。
金管楽器
ホルン:音域は広く、やわらかくて豊かな音色が特徴。
トランペット:高音部を受け持つ。華やかで明快な音色が特徴。
トロンボーン:管をスライドさせて音程をつくる。太くやわらかい音色が特徴。
チューバ:低音部を受け持つ。音量も大きく、深みのある重厚な音色が特徴。
打楽器
ティンパニ:打楽器の中で唯一音程を変えることができ、重要な役割を担う。
※その他、曲によってバスドラム、シンバル、トライアングルなどが加わります。
通常のオーケストラ楽器配置図

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